6.夢のかけら ~Romantico~

海堂直也(唐橋充)
作詞:藤林聖子
作曲:幸塚淑夫

夢描いた遠い空は 茜色の雲のまま
旅人には優しく 続きを魅せてるのだろう

悲しみとはこの胸の痛みさえ
愛すべき者と忘れること…
羽根を持った命さえ千切れ
水の上をやがて漂うのか

夢描いた遠い空は 茜色の雲のまま
何処までも何処までも残して流れるのだろう

夢をいつか通り過ぎた 空も見上げられるから
忘れゆくことでさえ怖れて流れるのだろう

夢のかけら風に揺られるから
逃げないように手をのばす勇気もなく
ただ立ちすくむだけの窓
明日はこの風も止むだろう

夢を捨てた遠いあの日 涙滲む空は今
立ち止まった者には何色に映るだろうか

声を抑えて泣くような風の中で
愛すべき何かを手繰り寄せよう…
としてももう何もかも千切れ
水面の蝶に似た夢のかけら

夢描いた遠い空は 茜色の雲のまま
旅人には優しく続きを魅せてるのだろう